新型コロナウイルスの感染拡大と、里親活動、並びに里親会活動について

 

令和2年3月30日

 
里親会会員の皆さまへ
 

公益財団法人全国里親会
会 長 河内 美舟

 
新型コロナウイルスの感染拡大と、里親活動、並びに里親会活動について
 
 日頃は里親会活動にご協力とご支援をいただき、感謝申し上げます。歴史上100年に1度といわれるこの非常事態を私たちの知恵と行為でしっかりと乗り越えていきましょう。
 みな様ご存知のとおり新型コロナウイルスの感染拡大は深刻度を増し、その影響として学校の休校など子どもたちの生活環境が大きく変わってきております。その対応に当たる里親家庭におかれましては想定外の事態に大変苦慮されていることと思いますが、大切なこどもたちを感染から守ることは何事よりも優先されますので臨機応変でかつ適切な対応に当たられますことをお願い申し上げます。
 しかし、各里親会におかれましては、年度替わりのこの時期に、予算理事会、決算準備、総会等の年度の重要な手続きが予定され、これを進めなくてはならないというご事情があります。子どもたちのための里親会活動でありながら、集会して会議を開くことにより感染リスクを負う、またそのための保育を準備するという相矛盾する行為に対する是非を都度確認する必要が生じ、悩ましい判断を強いられていることと存じます。
 この様な状況を鑑み、「不要不急の外出を避ける」の解釈は、各地域の自治体の対策内容に従って、慎重に判断し対応いただきたく存じます。
 また、里親会の集会を避け手続きを進めるためには、書面評決、メール会議、電話会議等の方法がありますので、既存の手法に拘らず利用可能な方法を考え対応していただきたく存じます。
(対処方法につきましては厚生労働省の通知を添付しましたので参考にしてください。)
 早くこの感染問題が終息するよう毎日念じておりますが、収束するまでの間はご苦労ですが安心安全を最優先した生活態度をお取りいただきます様重ねてお願い申し上げます。
 今年度(令和元年度)『里母の集い』は延期になっています。次年度(令和2年度)のブロック大会は2か所で中止決定の判断が出ています。今後も会議・集会・研修大会等につきましては状況を見据えた適切な対応をよろしくお願い申し上げます。

里親になりたい人・里親・こどもたちのために 公益財団法人全国里親会